画廊、店舗案内
小山登美夫ギャラリー[東京]
〒135-0024 東京都江東区清澄1-3-2-7F 電話:03-3642-4090 Fax :03-3642-4091 開廊時間:火-土曜日 12:00-19:00 休廊日:日.月曜日 及び 祝日 ------------------------- 8/ ART GALLERY [渋谷ヒカリエ] 〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1-8F 電話:03-6434-1493 Fax :03-6434-1494 開廊時間:11:00-20:00 休廊日:年末年始 及び 展示替え日 ------------------------- Tomio Koyama Gallery Singapore 47 Malan Road #01-26 Gillman Barracks Singapore 109444 開廊時間: 火-土曜日 12:00-19:00 日曜日 12:00-18:00 休廊日:月曜日 及び 祝日 Tel. +65 6659 7068 ------------------------- [Link] TOMIO KOYAMA GALLERY TKG Daikanyama blog (09年6月以前) TKG Editions blog (09年9月以前) カテゴリ
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2012年 07月 21日
2004年の小山登美夫ギャラリーでの個展以来、8年ぶり、美術館では初となる安藤正子の今回の原美術館での個展では、未公開の新作を含む19点が展示されています。
展覧会の模様は、7月22日の日曜美術館、アートシーン内(AM 9:45-10:00、再放送同日PM8:45-9:00)でも放送予定です! 7月12日の一般オープンに先立って、前日に行われたプレビューには、たくさんの方にお集まりいただき、プレス発表が行われました。 左は安藤正子さん、右は原美術館館長の原俊夫さん。 8年前に小山登美夫ギャラリーでの個展を御覧になった方は、当時の印象を鮮明に覚えていらっしゃいましたが、 美術関係者の方々の中にも今回はじめて安藤さんの作品を目にする、という人は多く、作品の持つ静謐な空気感や、本展の担当学芸員の坪内さんも“陶器のよう”と形容された魅力的な絵肌には、おどろきの声があちこちから聞かれました。 写真の中央奥に立たれている女性が坪内さんです。 そしてプレス発表の後、アーティストによる作品解説が行われました。 展覧会タイトルにもなっている「おへその庭」について解説をする安藤さん。 また7月14日には、アーティストトークが開催されました。 会場はコレクターや、プレス関係者、作品のファンの方、絵を勉強している美大生で満員になり、 安藤さんは自身の作品と自宅での日常のスナップショットのスライドショーをお見せしながら、作品の着想がどのようなところから得られるのかということや、制作技法について説明しました。 アーティストトークでのお話を織り交ぜながら、展覧会会場を少しご紹介します。 「Blue Birds」 2003年 ©Masako Ando 愛知県立芸術大学大学院を出たくらいの頃の作品で、本展に出展されている作品の中で最も古い「Blue Birds」(2003年)。 童話のお姫様のようなイメージを描いていたそれまでに比べ、このころ生活や、いまに密着したモチーフや想いを描くことを知り、 そのことがたのしくて5〜6点のドローイングをこの時期に描き上げたといいます。 現実が絵にかわる瞬間って、こういうものなんだ、ということに気づいた時期でもあるそうです。 この「Blue Birds」を含むドローイングを展示したギャラリーⅠが、展覧会を訪れた人を最初に迎え入れます。 原美術館は、もともと渡辺仁氏の設計によって1938年に実業家原邦造氏の邸宅として竣工された建物で、 当時の趣きを残す展示室は、作品をより魅力的に演出してくれています。 「おへその庭」 2009年 ©Masako Ando 「おへその庭」は、安藤さんのお腹の中にお子さんがいるときに描いた作品です。 お腹の赤ちゃんは男の子と聞いていたので、そこから「だんなさんに似て髪の毛は天然パーマで、鬼みたいかな?鬼のパンツってこんなかな?この世みたいなあの世みたいなこんな感じの場所に佇んでるのかな、デイジーの花ってちょっとおへそみたいだな。。。」と、 頭のなかにある想いと、記憶の中のイメージが折り重なって、この作品ができたそうです。 曲線の廊下を歩くと、9点のペインティングが並ぶギャラリーⅡがあります。 手前の孔雀が描かれた2連の作品「雲間にひそむ鬼のように」(2006年)は、ドローイングの制作から、ペインティングの完成までに1年半を要した大作です。 陶器のような絵肌、そのなかで要所要所に見られ、画面を引き締める緊張感をもった線描、作品のもつ不思議な奥行き、 そして作品の上に積み重ねられたであろう時間の膨大さは、実物でなければ感じられないものかもしれません。 絵を描き始めると、描いていない部分がみな「早く描いて」と急かしてくるような感じがする、と安藤さんは話します。 描き足りないと、画面がゆるく感じ、それがピンと張り詰めたように感じられたとき、絵は完成するそうです。 「Where Have All the Flowers Gone?」 2004年 ©Masako Ando 2004年の新川での個展で「この作品がとても印象的でした」とおっしゃるお客様が多かった「Where Have All the Flowers Gone?」(2004年)は、アフガ二スタンで戦争が起きていた頃に描いた作品です。 新聞で目にした少年兵、からだで膨らんでいるはずの部分のズボンがぺたっとしている様子、安藤さん自身がアルバイトをしていた本屋さんで、お釣りを渡す時に差し出された指のない手。 それが、花を手向けるというイメージや、ぺたっと置かれた手袋につながったそうです。 2階の展示室、ギャラリーⅢには、2011年の震災後に描かれた3点のドローイングが展示されています。 震災や原発事故が日常に引き起こした大きな変化への戸惑いや怒り、おそれや祈りなどが、作品にも投影されていると思う、と安藤さんは言います。 3部作のようなイメージで、現在これらのペインティング作品を制作しているそうです。 パンジーは、泣いてるような笑ってるような顔にも、墓標のようにも見えます、と安藤さん。 トークの後半で紹介していた安藤さんの日常のスナップは、お子さんが床にこぼしたミルク、これから茹でるところのお庭で採れたばかりの豆、旦那さんが淹れるコーヒーの湯気・・・など(安藤さんは「たべものばっかり!」とおっしゃっていましたが)、すてきな写真ばかりでした。 ごくふつうの日常を暮らしながら、その生活のゆったりとしたペースの中で、安藤さんの中にすこしずつ、絵を描かせるようなキラっと輝く風景が積もっていくのだということを感じさせました。 トーク後には、お客さんのサインの依頼にも喜んで応じていた安藤さん。 本展覧会は期間が約1ヶ月、8月19日(日)までとなっております。 皆様お見逃しのないよう、ぜひ美術館に足をお運びください。 -------- ハラ ドキュメンツ9 安藤正子―おへその庭 原美術館 会期:2012年7月12日-8月19日 会場:原美術館ギャラリーI,II,III 開館時間:11:00am - 5:00pm(水曜は8:00pmまで/入館は閉館時刻の30分前まで) 休館日:月曜日 TEL:03-3445-0651(代表) http://www.haramuseum.or.jp --------
by tkgallery
| 2012-07-21 11:52
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