画廊、店舗案内
小山登美夫ギャラリー[東京]
〒135-0024 東京都江東区清澄1-3-2-7F 電話:03-3642-4090 Fax :03-3642-4091 開廊時間:火-土曜日 12:00-19:00 休廊日:日.月曜日 及び 祝日 ------------------------- 8/ ART GALLERY [渋谷ヒカリエ] 〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1-8F 電話:03-6434-1493 Fax :03-6434-1494 開廊時間:11:00-20:00 休廊日:年末年始 及び 展示替え日 ------------------------- Tomio Koyama Gallery Singapore 47 Malan Road #01-26 Gillman Barracks Singapore 109444 開廊時間: 火-土曜日 12:00-19:00 日曜日 12:00-18:00 休廊日:月曜日 及び 祝日 Tel. +65 6659 7068 ------------------------- [Link] TOMIO KOYAMA GALLERY TKG Daikanyama blog (09年6月以前) TKG Editions blog (09年9月以前) カテゴリ
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2013年 06月 28日
TKGエディションズ(京都)では6月22日(土)より芦田尚美展「pocket」を開催しています。
![]() ![]() 芦田尚美さんは1975年、京都府生まれ。98年に京都市立芸術大学 美術学部工芸科陶磁器専攻を卒業、2000年に同大学大学院 美術研究科工芸専攻陶磁器を修了しました。現在は京都市の松ヶ崎を拠点に制作しています。小山登美夫ギャラリーでは4回目の個展になります。 今回のテーマは「pocket」で、様々な衣類のポケットをかたどった色彩豊かな陶芸作品を始め、芦田さんご本人の夢の中に出てきた人物や世界も彫刻作品となって展開しています。これらの作品には、夢の中のできごとは、人に話すのも恥ずかしいのでポケットにちょこっと隠しておきたいという思いが込められているそうです。ポケットをモチーフにした作品では、実用性を重視した「AMETSUCHI」シリーズとはまた違う、抽象的で自由な表現が見られます ![]() ![]() また、彫刻作品のユニークな登場人物からは物語性を感じ取れ、見るものを楽しい想像の世界へと引き込みます。これらは磁土と陶土を混ぜ合わせて作られており、作品に独特の質感、色味を与えています。 ![]() ![]() ![]() ![]() 定番のシリーズ「AMETSUCHI」の新作も取り揃えております。磁器の作品ですが厚みがしっかりあり丈夫に作られています。電子レンジや食器洗い器もOKとのことで普段使いにぴったりです。 ![]() ![]() ストライプやチェック模様の入った花器は小山登美夫ギャラリーでは初めての展示となりますが、形がシャープすぎず温もりを感じられ、芦田さんのお人柄が伝わってくるようです。 ![]() TKGエディションズ(京都)の最後の展示となる芦田尚美展「pocket」は7月13日(土)まで開催しております。是非ご高覧下さい! ![]() ▲
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| 2013-06-28 19:21
| TKG Editions 京都
2013年 03月 22日
3月16日(土)よりTKGエディションズ京都では、東京・西麻布のギャラリー「桃居」オーナーの広瀬一郎さんのキュレーションによる、3人の陶芸作家、五味謙二さん、田淵太郎さん、竹内紘三さんのグループ展を開催しています。
Walk on the Wild Side 展 五味謙二、田淵太郎、竹内紘三 ![]() 五味さんは、1978年長野県生まれ。早稲田大学人間科学部卒業。早稲田大学の陶芸サークルでやきものに出会い、卒業後は沖縄県那覇市壺屋にて修行し、現在は岐阜県多治見市にて制作活動を行っています。 最初は食器をメインに制作されていましたが、ここ4、5年は「土」という素材の可能性を追求すべく、オブジェ「彩土器」の制作を中心に取り組んでいらっしゃいます。この作品を特徴づけているのが、表面を炭化させることによってできる絶妙なグラデーション。焼成する際、さやに籾殻を入れ、狙った部分を黒くすすけさせています。籾殻の分量やグラデーションの計算が実はとても大変だそうです。実用的な器の範疇を超えて、造形作品を手がける五味さん。その具象的とも抽象的とも言えない有機的フォルムと独特のテキスチャーは見る者に強い印象を与えます。 ![]() (五味さん作品の展示風景) ![]() (五味さんの"彩土器") 田淵さんは、1977年香川県生まれ。大阪芸術大学工芸科陶芸コース卒業。現在は香川県高松市にて制作活動を行っています。 白磁を薪窯で焼き上げ、その薪窯の中で起こる窯変による自然釉で独自の白磁を追求する田淵さん。炎の揺らぎによってできた淡いグラデーションが、薄いピンクや紫、グレーになって白磁の魅力を引き立てています。近年は、ガスや電気の窯で焼成する作家が多い中、田淵さんは7年をかけてご自身で薪窯を完成させ、自ら薪を割り高松の山奥でろくろを廻して作品を制作しています。薪窯というコントロールの難しい環境では思うようにいかないことも多いそうですが、想像もしなかった素晴らしい表現が生まれる事もあるそうです。日常使いの器からオブジェ作品まで、田淵さんのこだわりと温かさの感じられる表情豊かな作品展示となっております。 ![]() (田淵さん作品の展示風景) ![]() (田淵さんの"水指") 竹内さんは、1977年兵庫県生まれ。大阪芸術大学工芸科陶芸コース、多治見市陶器意匠研究所卒業。現在は兵庫県加東市にて制作活動を行っています。 白磁の直方体をプラモデルのように重ね合わせ、筒のパーツを砕くことにより、斬新で独特の表情を持つ竹内さんの作品。もともとのアイディアは、作品を誤って落としたことに始まったそうです。一見、均一な白に見える作品ですが、釉薬を付けて焼成してから割るため、よく見ると、よりマットな白とそうでない部分が分かります。これらの作品は花器でとしても使用できますが、そのフォルムは単体でオブジェとして飾っても、大変美しいです。海外で竹内さんの作品は「スカルプチュア」ともとらえられ、高い評価を受け、有名ホテルやブランドの壁面に飾られたりしています。竹内さんの幾何学的な造形美と、砕かれることによって生まれる緊張感をご堪能下さい。 ![]() (竹内さん作品の展示風景) ![]() (竹内さんの"Modern Remains 2010-G") また3人の、普段使いにできる作品も展示しています。毎日使えて、生活に彩りを加えてくれる作品がたくさんあります! ![]() (上の段から、竹内さん、田淵さん、五味さんの作品) 16日(土)のオープニングでは、3名の作家さん全員でアーティストトークを開催しました。上述した制作方法や制作中の失敗談などユーモアを交えてお話下さいました。その後のレセプションも、作家さんともお客様との触れ合いも多く、大盛況でした! ![]() (作品を手に説明する五味さん(左)、その横に竹内さん(中央)と田淵さん(右)) ![]() (アーティストトーク中の竹内さん(左)と田淵さん(中央)) ![]() (レセプションの様子) 本展は、3月30日(土)までの開催となっております。この機会に是非ご高覧下さい。 ![]() 小山登美夫ギャラリー京都 ▲
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| 2013-03-22 19:31
| TKG Editions 京都
2013年 01月 12日
TKGエディションズ京都では、グループ展「足りないOのために "KYTO"」を開催中です。展示作家は伊藤りょう子さん、ニシジマ・アツシさん、大木裕之さんの3名。企画は同ビル2Fの小山登美夫ギャラリー京都、タカ・イシイギャラリー京都でそれぞれ個展を開催中の落合多武さん、木村友紀さんです。
![]() こちらはニシジマ・アツシさんの作品。台座の作品が「Twelve shadows - Score for a sound performance」、壁に展示しているのが音も楽しめる「Sympathetic Wiretap op.5」という作品です。 ![]() 大木裕之さんの彫刻/インスタレーション作品。奥のモニターではニシジマさんの作品を上映しています。大木さんは会期中にも作品に手を加えられたり、新しい作品を追加したりされています。 ![]() 大木さん、ニシジマさんの作品を展示している棚、オープニング直後の様子。 ![]() 1月に入ってからの展示の様子。 ![]() そちてこちらが伊藤りょう子さんの作品、お子さんの保育園の文集委員として担当されたページの原稿です。 ![]() ![]() 音楽や時間をキーワードとした今回のグループ展。とても貴重な機会だと思います。会期は19日まで、あと一週間となりました。2階の2つの個展と合わせて是非ご高覧ください。 小山登美夫ギャラリー京都 ▲
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| 2013-01-12 16:49
| TKG Editions 京都
2012年 11月 15日
TKGエディションズ京都では、ジェニー・ワトソン展「other lives」を開催中です。
ジェニー・ワトソンは1951年メルボルン生まれ。絵画を専攻後教育学を学び、自己の内面や幼少期の記憶とその外部との関わりを一貫したテーマとして制作を行っています。現在までにオーストラリア国内で60もの個展、ヨーロッパ、アジア、インド、ニュージーランド、アメリカで50以上の個展を開催しており、1993年にはヴェニス・ビエンナーレにオーストラリア代表作家として選出されました。日本での展覧会には「Child's Play」(2003年、横浜美術館アートギャラリー)があります。 本展は渋谷ヒカリエの8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで10月に開催された展示の巡回展となります。 ![]() ![]() ![]() 彼女は紙同様、様々な色や模様のある布や麻の上に作品を描きますが、それらの素材の存在感により、幼少期に身近に接してきたものや動物のモチーフをさらに自由に描くことができるようになったと言います。面白い質感で、イメージともよく合っています。布の上に描くだけでなく、覆うようにした作品も、物質的なものとイメージが溶け合うようです。 ![]() また今回の展覧会「other lives」のコンセプトについて、ワトソンは8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryでのアーティストトークで次のように話しています。「もう1つの私の人生という意味を込め、もし私が今の自分でなかったらどうなっていただろうと想像して作ったため、今回の展示作品で、私は乗馬姿になったり、原宿風のファッションに身を包んだ女の子になってみたりと、色々な姿、格好で描かれています。」 こちらは「もうひとつの人生のセルフポートレート」という作品です。 ![]() こちらはドローイング作品。彼女は旅行や海外での滞在経験を作品に投影することが多く、その場所で手に入る素材を使うこともあるそうです。なかには日本の友人にもらったという折り紙を使用している作品もあります。 ![]() ![]() リトグラフの版画作品も展示しています。 ![]() 彼女の目をとおして色々な人生や場所を想像してみることができる、そんな楽しい展示になっています。 会期は11月24日(土)まで。この機会にどうぞご高覧ください。 小山登美夫ギャラリー京都 ▲
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| 2012-11-15 17:35
| TKG Editions 京都
2012年 10月 23日
TKGエディションズ京都では、ベルント・フリーベリ展の会期を一週間延長して27日(土)まで開催中です。同展は渋谷ヒカリエの8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで8月に開催。ご好評をいただき、京都にも巡回いたしました。
![]() フリーベリ (1899-1981) は、スウェーデン生まれ。その作品が持つ繊細で優美な造形と、研究を重ねた釉薬が生み出す美しい色合いで知られています。作品はスウェーデンのカール16世グスタフ国王や写真家のロバート・メープルソープなど、世界中の人々から愛され、スウェーデンはもちろんニューヨークのメトロポリタン美術館など、各国の美術館でコレクションされています。 展示の様子をご紹介いたします。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ミニチュアの作品も展示しています。 ![]() © Berndt Friberg 「時間を忘れて見ていられる」というお客様も多いほどの、作品の色、かたち、質感、たたずまい。これだけの点数を一度にご覧いただけるのも貴重な機会です。会期を27日(土)まで延長いたしましたので、是非この機会のご高覧下さい。 なお、小山登美夫ギャラリー京都とTKGセラミックスでは、それぞれフランツ・アッカーマン展「Heading East」と伊藤正展「海の雫」を26日(金)から開催いたします。是非あわせてご覧下さい。 小山登美夫ギャラリー京都 ▲
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| 2012-10-23 11:17
| TKG Editions 京都
2012年 09月 13日
TKGエディションズ京都、TKGセラミックスでは、藤田匠平さん、山野千里さんとこのふたりのユニットであるフジタチサトのグループ展「机隣(キリン)」を開催しています。
藤田匠平さんは1968年和歌山県生まれ。京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻を卒業、1995年同大学院美術研究科工芸専攻陶磁器を修了。また1997年にEdinburgh College Of Art修了。 山野千里さんは1977年大阪府生まれ。京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻を卒業, 2005年同大学院美術研究科工芸専攻陶磁器を修了。 ともに現在は瀬戸内海の島を拠点に制作しています。個人の作品で個展を開催するほか、フジタチサトというユニット作品も各地で大人気です。 まず面白いのが今回の展覧会タイトルです。アトリエでは机を並べて制作している二人ですが、フジタチサトの作品は文字通り流れ作業、また個人の作品の制作でも互いに会話、コメントしあうことが多いとか。それがプロセスの重要な一部になっていること、そして動物をモチーフとする作品が多いことから今回のタイトルを考えて下さいました。またグループ展として3者が一緒に展示することは、とても珍しいそうです。 通路にも花器を展示しています。 ![]() こちらは山野千里さんの作品。その想像力の広がりには圧倒されます。絵画的な世界でもありますが、造形の素晴らしさ、緻密さに圧倒されます。 ![]() ![]() ![]() 山野さんのペインティング作品も展示しています。 ![]() ![]() 壁にも絵を書いて展示した「カプセルホテル・インゲン」(2012) ![]() そしてこちらが藤田匠平さんの作品です。彼の作品はガラスのような独特の感触と発色、そして美しいフォルムが特徴。やきものとは思えない表面の質感と模様は、釉薬を何層にも重ねて長時間をかけて削るということでつくられています。 ![]() ![]() ![]() ![]() (「ふたのある小瓶」、2012) ![]() (ふたのある花入れ」、2011) その他にも藤田さんは立体作品も展示しています。 ![]() ![]() そして、フジタチサト作品です! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (「ウミガメの産卵ふたもの」、2012) とにかく楽しく、時にはその発想にびっくりしてしまうフジタチサト作品。眺めて楽しむだけでなく、うつわとして生活に取り入れることができるのがまた魅力です。作品の裏、ふたの裏にも絵付けがされてあり、また同じタイプの作品でも細部は一点ずつ変えてあります。 9月7日(金)のオープニングレセプションの前には、アーティストトークを開催しました。こちらが、藤田匠平さんと山野千里さんです。 ![]() ![]() 二人の作品をこれだけまとめてご覧いただけるのは珍しい機会です。会期は9月29日(土)まで。是非ご高覧下さい。 小山登美夫ギャラリー京都 ▲
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| 2012-09-13 18:15
| TKG Editions 京都
2012年 07月 31日
TKGエディションズ京都では、岡田理さんの個展「何があっても/何もなくても」を開催中です。
岡田理は1987年群馬県生まれ。2010年に武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科陶磁器専攻を卒業後、スイスで竹内利幸氏のもとで短期研修を受けました。2011年11月から滋賀県立陶芸の森内アーティスト・イン・レジデンスプログラムにて、スタジオアーティストとして滞在し制作しています。小山登美夫ギャラリーでは初めての個展です。 岡田さんは陶を素材とした立体作品を制作しています。今回の個展では、信楽で制作したたくさんの作品を展示しています。 ![]() 展示に関しては、スペースを下見してイメージをつくっていったという岡田さん。壁には400個もの陶のピースを展示し、作品の台座もいくつか色を塗って、空間全体を作り上げました。 ![]() 普段書籍を並べている棚も、小さめの作品を展示するのに利用しました。白い山のようなものと横にあるものはお化けの外側と内側。中にすっぽりと入り、目がのぞくのも面白いです。 ![]() (それはぼくじゃないよ I、2012、h. 23 x w. 26 x d. 26 cm、ceramic, bronze powder) 横の台座には壷やパイナップルが並んでいます。 ![]() こちらは「とんちんかん」シリーズ。左から「とんちんかん/悶え」、「落胆」、「動揺」、「混乱」、と感情を表すタイトルがついています。ユーモラスでありながら、それらの感情をとてもよく表しています。 ![]() 今回の展覧会「何があっても/何もなくても」では、「ユートピア」というものがキーワードになっているそうです。理不尽なことや大変な状況があっても、それに対する変化への行動をとることができなくても、それぞれの中の拠り所のようになっているもの。 2匹のクマが顔を隠し合っている「何があっても/何もなくても」。 ![]() (2012、h. 90 x w. 81 x d. 55 cm、ceramic) 「何があっても/何もなくても」はこちらの「クマに貝」が元になっているそうです。 ![]() (2012、h. 31 x w. 32 x d. 30 cm、h. 21x w. 18 x d. 15 cm、ceramic) 野生動物のドキュメンタリーの、シマウマが命を狙われているシーンも、静止画像を見たら仲良く楽しそうに見えたことに着想をえた「We are lucky friends」。 ![]() (2012、h. 60 x w. 120 x d. 60 cm、ceramic, wood, bronze powder) など、たくさんの作品が展示されています。 7月20日(金)のオープニングレセプション、アーティストトークには、信楽の陶芸の森で一緒に制作するアーティスト達もたくさん応援に来て下さいました。 ![]() ![]() ![]() 会期は9月1日(土)までです。(夏季休廊8月12日〜27日)是非ご高覧下さい。 小山登美夫ギャラリー京都 ▲
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| 2012-07-31 19:30
| TKG Editions 京都
2012年 06月 15日
アルマ・アレン、アニ・カステン、アダム・シルヴァーマンのグループ展、「ファンクション・ディスファンクション」展をTKGエディションズ京都とTKGセラミックスの両スペースで開催中です。「機能的なもの、そうでないもの」と題された本展では、アダム・シルヴァーマンとアニ・カステンはセラミックの作品、アルマ・アレンは彫刻作品を展示しています。
![]() アルマはユタ州生まれ、カリフォルニアのヴェニスで作品を取り扱うショップ「Pearce」をパートナーのナンシー・ピアースと主宰した後、現在は同州の国立公園で知られるジョシュア・ツリーを拠点に活動する彫刻家です。 アニはイギリスのシュロップシャーで陶芸家ルパート・スピラに師事しました。その後ネパールのカトマンズへ渡り5年間滞在、帰国後はオークランドや、メリーランドのマウントレーニアのアーティスト・イン・レジデンス「Red Dirt Studio」で制作し、現在は同州のブレントウッドで工房を構えています。 アダムは小山登美夫ギャラリーでもこれまでに2回展覧会を開催しています。建築家、ファッションブランド「X-Large」「X-Girl」の創設メンバーとしての活動を経て、2003年に陶芸の工房Atwater Potteryを立ち上げます。2008年からはLAのHeath Ceramicsのスタジオ・ディレクターとしても活動しています。 この3人が一緒に展示するのは今回初めて。それぞれのアプローチは違いますが、それぞれ自然というものに関わる作品を制作していることに共通点があります。 エディションズのスペースに「ディスファンクション」、つまり彫刻作品を展示しています。 ![]() ![]() こちらはアルマの作品。何とも言えないユーモラスな表情があります。 ![]() アニのボートをモチーフにした作品です。 ![]() そしてこちらがアダムの作品です。 ![]() 一方、セラミックスのスペースに機能的なものを展示。機能的といっても、彫刻に近い表情豊かなものも多いのが3人の共通点でもあります。 フォルム、色、釉薬のバランスが印象的なアダムの作品。 ![]() 素材の声を大事にするというアニの作品です。 ![]() ![]() 棚にもたくさんの作品を展示しています! ![]() ![]() ![]() 雑誌などでも掲載され人気のアルマのウッドボウルも展示しています。 ![]() ![]() 6月8日のオープニング当日にはアーティストトークを開催、たくさんお客様にお越しいただきました。左からアルマ、アダム、アニです。 ![]() ![]() 会期は7月14日(土)までです。彼ら3人の作品がまとめてご覧いただける、この機会に是非ご高覧下さい。 小山登美夫ギャラリー京都 ▲
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| 2012-06-15 19:45
| TKG Editions 京都
2012年 04月 21日
TKGセラミックス(京都)では4月13日(金)より芦田尚美展「double」を開催しています。
芦田尚美さんは1975年、京都府生まれ。98年に京都市立芸術大学 美術学部工芸科陶磁器専攻を卒業、2000年に同大学大学院 美術研究科工芸専攻陶磁器を修了しました。現在は京都市の松ヶ崎を拠点に制作しています。小山登美夫ギャラリーでは3回目の個展になります。 ![]() ![]() ![]() 今回のテーマは「double」。新作の彫刻作品を展示しています。好きなものが2つあると嬉しさが倍増するという素直な動機で思いついたそうです。同じにみえたり違ってみえたり、時間の流れやストーリが生まれ、空間を変える。そういう面白さが同じものが二つある、というところにはあります。 ![]() ![]() ![]() ![]() こちらはキャンディやミントの箱。お花をいれることもできます。すべてセラミックの作品です。 ![]() ![]() こちらも新作です。普段とは顔料や焼き方を変えた、カラフルな双耳壷のシリーズ。 ![]() 芦田さんは展示スペースやタイミングによって、展覧会にはテーマをもうけた作品を制作されます。一方定番の普段使いのシリーズは、自分が使いたいものや飽きのこないもの、ということを考えて制作されているそう。 ![]() その定番のAMETSUCHIシリーズは山並みを描いたもの。根強い人気です。 ![]() ![]() こちらも定番のシロクマのシリーズ。 ![]() 新しい彫刻作品から、春にぴったりの作品や毎日使いたくなる作品まで。バラエティ豊富な個展を是非ご高覧下さい。会期は4月29日(日)までです(この日はアートフェアART KYOTO開催のため、臨時オープンいたします)。 小山登美夫ギャラリー京都 ▲
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| 2012-04-21 18:17
| TKG Editions 京都
2012年 04月 19日
TKGエディションズ京都では、4月13日(金)より佐藤翠展「マイ・プレシャス・ルーム」を開催中です。
佐藤翠さんは1984年、愛知県生まれ。2008年に名古屋市芸術大学を卒業、在学中にはディジョン国立美術大学(フランス)へ交換留学。2010年に東京造形大学大学院造形学部で修士課程を修了しました。現在は名古屋市を拠点に制作しています。「アートアワードトーキョー丸の内」に2008年と2010年に出品、2010年には同展の小山登美夫賞を受賞。トーキョーワンダーサイト本郷で2010年に、トーキョーワンダーサイト アートカフェkurageで2011年に個展を開催。また先月の25日まで東京オペラシティアートギャラリーで個展「project N 48」を開催しました。小山登美夫ギャラリーでは今回が初めての個展です。 展示の様子をご紹介します。今回のテーマは「マイ・プレシャス・ルーム」。佐藤さんは以前スペースを下見にきたときに部屋の様な空間をイメージしたそうです。以前から描いていたクローゼットのイメージと組み合わせて、特別な部屋の様な展示にしたかったそう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「空間をつくるときも絵を描いている感覚」と話す佐藤さん。インスタレーションは作品の重要な要素です。ペインティングだけではなく、トランクや、自身で布を裂いてつくったカーッペットも含まれています。様々な素材を使うことで空間も面白くなっていきます。また佐藤さんが絵を上から描いた鏡がいくつかあり、他の作品や鑑賞者が映されて、重層的なイメージがつくられているのが印象的です。「絵じたいが虚像であり、それがもうひとつの虚像を映し出すことで複雑な空間をつくれるのではないかと思った」と佐藤さんは話しています。 佐藤さんは好きなもの、素晴しい景色などを描きとどめて残しておきたい、という動機で制作をしています。ただ、美しいものを描写するというよりは、想像を合わせてその美しさ、印象を抽象的に描いています。 ![]() ("Shoes shelf", 2011, 145.8 x 112.3 cm, acrylic on cotton) ![]() ("Embroidery dress I", 2011, 91.0 x 72.7 cm, acrylic on cotton) こちらはカーペットがモチーフの作品。 ![]() ("Lilac carpet", 2010-2011, 162.0 x 110.0 cm, acrylic on cotton) 一方、旅行中にみた美しい建物などは、ドローイングのようにペンやアクリルで描きとめていくという感じだそうです。こちらはフランスのドーヴィルでみて素晴しかったというホテル。 ![]() ("Deauville Ⅲ", 2012, diam.40.0 cm, acrylic on canvas) 他にも蚤の市でみつけて刺繍やお皿、タイル、イギリスの美術館でみたオブジェやアンティークの品など、さまざまなモチーフの作品がちりばめられた、わくわくするような展示になっています。 4月13日のオープニングレセプションの前にはアーティストトークを開催。制作や作品についてお話しいただきました。上の写真、左側の方が佐藤さんです。 ![]() ![]() 期間は5月26日(土)までです。是非ご高覧ください! 小山登美夫ギャラリー京都 ▲
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| 2012-04-19 17:57
| TKG Editions 京都
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